2024年11月13日水曜日

アスモデウス(メギドとヴィータの融合)

 


アスモデウスの本来の姿は見るたびにどうなっているんだ……になる、まさに混沌
魂は混沌の中に堂々と立つ強靭さを持つ
彼女の賢さは狡猾と言えるもので、
でも周囲におこぼれを分け与えることにためらいがない器の大きさがある

ストーリーが進むにつれ、彼女の内の柔らかい部分が知れるようになってきた
柔らかいが、繊細というよりしなやかさを感じる
そこに至るまでにある意味ではヴィータとして実りある人生を過ごしてきた感じが好き
心についても振る舞いについても、機微を知っている

戦闘について、「なにこれなにこれ~!?!!」になったのを覚えている
煉獄の炎、全体攻撃、本当強い
それにモーション、ヴィータ体はのっしのっしと歩くのに優雅な印象だし、
メギド体はどうなってるねん…なんかうねうねごちゃごちゃしてるし、
強く大きく恐ろしく美しい、「メギド」そのものって感じる

アスモデウスをかっこよく描きたいなあ、とずっと思っていてようやく描けた
ようやく固まった自分の中のイメージを絵にした
彼女は「メギドの理想」なんだけど、「ヴィータの理想」ではないと思う
ヴィータから見て憧れることがあっても決して理想ではない
理想とするには苛烈すぎる

私から見ても彼女についての印象は生々しいのにどこかふわふわしてる
魂の在り方がかけ離れているから本体がわからないつかめない、神話生物のように印象でしか語れない
リアルな質感があるのに夢のようだ
まさに「メギドそのもの」

私の中の彼女について新たなイメージが凝固するとき、どんな姿が描けるのか
想像がつかないなあ
現在の延長なのかそれとも
どうだろう
混沌が凝固するとき新しい世界が生まれる、まさに神話みたいだな

2024年11月7日木曜日

バラム(メギドとヴィータの融合)

 


「この人間は身も心も本来このような怪物であったのか」
「この怪物はこの人間の形を持っていたのか」
って思いながら戦闘している様子を眺めている

オートだと何も考えずのんびりできるからメギドたちが生き生きと戦うところを見ていられる
動いている様子はひとりひとり違っているが、皆共通して奥義の瞬間はエネルギーが爆発するさまが感じられる
強くて美しい、神話生物みたいだ

バラムの奥義モーションは割とネタにされがちだが、あの余裕を持った動きが彼らしくてとても好きで「見とけよーおらよっと!」って感じがする
メギド体ではあの目隠しされて青い涙か血液かを流し絶叫しているような顔が特に好きだ
バラムの、いろんな何かが詰まってる感じがする

半メギド体と呼ばれる絵が大好きでよく(主にプルソンを)描いているんだけど、メギド体とヴィータ体、怪物と人間の融合というのがすごく魅力的に思う
物語世界において時に対になる概念が混ざり合い、どちらでもなくどちらでもある存在になるのがある種の完全性や世界観を思わせる

プルソンはヴィータがメギドを抱え込むことで不完全なメギドとなり、不完全ゆえに己と世界を知るっていうところがあってまさに半メギド体が似合うなあと思っている

バラムはメギドとしてメギドの魂で生きているが彼の心に「ヴィータ」というアンカーが撃ち込まれているって思っている
(転生メギドも、そして今やヴィータ体をとることが日常になった純正メギドも多かれ少なかれそうなんだろう)
ひょうひょうとしているような、からかうようなはぐらかすような彼を軍団につなぎとめるアンカーでもあるのだろうか

それはそれとしてバラム、おもしろいですね
人望ないけど決して軽んじられてはいない加減が好きです
人を小ばかにしつつも決して侮りはしないところもいい
邪魔はしてくるけど邪魔にはならないっていう、長年の友達みたいな感じがある

_______________________

今回の絵はボールペンで描きました
スキャンして濃度調整してちょっと加工しました
どこまで塗り込んだらいいのか加減がよくわからなくて画面が重苦しくなる前に完成としました
ちょくちょく描いてはいるんだけど下描きで終わっているものが多いので、今回はひとまず仕上げられたのでよかった
引き続きのんびり描いていきたい